大麦からモルトまで

まずは大麦に在りき!

モルトウイスキーは純粋に自然材料から出来ていて、麦芽(発芽した大麦)、水、イースト菌からだけです。

大麦は、人類が最初に農作を始めた穀物の一つで、その歴史は紀元前5千年迄遡ります。 基本的にビール醸造と同じように、麦芽はキルン(麦芽乾燥塔)内にて、発芽させられ、その後に乾燥工程を経て、原料のモルトとして生成されます。 ウイスキー蒸留所で使用される原料の大麦は世界中で毎年1.4億トンも収穫されています。一般に「ゴールデン プロミス」若しくは「オプティク」の品種が使われています。

大麦を麦芽にする為に、先ず大麦を水に浸し、それからモルト床に広げます。 この工程で、大麦の中の澱粉が糖に変化します。発芽が始まった大麦は緑のモルトと言われ、それを泥炭を燃やした熱で乾燥させて発芽を止めます。

マッシュタンと呼ばれる容器内で、粉砕された麦芽を麦芽糖へと変化させ、ウォート(醪・もろみ)を造ります。 その後、出来たウォートを冷ましてから、それをウォッシュバック(発酵槽)に移し、イースト菌を加えてファーメテーション(発酵)を開始します。 結果、ウォッシュと呼ばれるビールに似た、低アルコールの液体が出来ます。 この様な工程を経て、アルコールを生み出すのです!